2013年、ソーシャルメディアは「LINE」が話題を独占した感じだが、Webサービスも「NAVERまとめ」が色んな意味で話題をもっていった。(くしくも両方共、旧NHN Japanなんですけどね。)トラフィックが一時Twitterを抜いただの、記事の無断転載が問題になったりと。
NAVERまとめは「CGM型Webキュレーションサービス」と言われている。スマホを中心に人気な「Gunosy」や「SmartNews」「Antena」、ブックマーク型の「はてなブックマーク」「ONETOPI」、Twitterのまとめで有名な「Togetter」など、キューレーションサービスも色んなジャンルに分かれる。ただNAVERまとめの大きな特徴は、ユーザー投稿型でアクセス数に応じてインセンティブ(報酬)が支払われるという点だろう。
この爆発的に人気となったNAVERまとめに追随して、2013年は似たようなサービスが続々と誕生しました。「NAVERまとめで儲けるのは大変」という記事をよく目にしますが、では他のサービスではどうなのか、5つほど厳選してみました。
ターゲットを女子に絞った「mery」
- 「ガールズ」に絞ったキュレーションサービス。2013年4月ごろサービス開始?!
- 誰でも投稿できるのかは不明(すみません、調査してません)
- 女の子向けまとめサイト「mery」の使い方 | nanapi [ナナピ]
健康・病気・美容などの「カラキュレ」
- 健康・病気・美容に特化したキュレーションサービス。2013年8月サービス開始。
- トップページがPinterestのようなグリッドタイプ。
あの@wikiが運営している「まとめアットウィキ」
- @wikiが運営。2013年8月23日サービス開始?!
- 横幅が大きく画像が大きい。他はNAVERまとめとの違いがわからない。
やっぱりアダルトに強い?!「FC2まとめ」
→ FC2まとめ
- 動画やブログで有名な「FC2」が参戦。2013年9月サービス開始。
- オープン当初は高率還元で100万円バラマキにより、激重状態だったと言われてた。
- 表向きはまともなまとめが多いように見える。でもやっぱアダルトが多い?!
音楽や芸能に強い「minp!」
- 音楽や芸能に特化したキュレーションサービス。カテゴリー分けもそのようになってる。2013年10月サービス開始。
- 1つのまとめに複数のYouTube動画があった場合、右上で連続再生できる仕様になっている。BGM用などにも使える。
この5つをサービスをツイート数から比較してみる
どれだけのアクセスがあるのかが、この手のサービスにとっては生命線です。アクセス数を推測するのに、URLを含んだツイート数から比較してみる。まず、NAVERまとめを含めた6つで比較してみると。
実際はまだ他と開きがあるとは思う。NAVERまとめがどれだけすごいかがわかる表。
「minp!」と「まとめアットウィキ」はTwitterでの拡散をするような仕組みをしているので、この2つが多くなるのは当然かな。Twitterには拡散しづらい「FC2」が実際にはもっと伸びるはず。なので、この表はあくまでも参考までにご覧ください。
どのサイトもトップページに人気記事を表示してるんだが、そこそこのビューワー数があるように表示してる。しかし投稿別にみてソーシャルメディアへの各シェア数などをみると、数字を盛っているようにもみえる。(ページビュー10万なのに、ツイート数が0とか絶対にありえないってこと)。
で、結局、どこがいいわけよ!?
2013年、私もNAVERまとめで色んな記事を投稿しました。「注目まとめ」に選ばれると爆発的にアクセス数が伸びるんだが、2013年前半はそこそこヒット記事を出してたんだよね。それが投稿者が増えてきた後半は、泥沼の10連敗。(注目まとめに選ばれずに、千単位で留まるって意味です。)そこで一気にNAVER熱が冷めてしまったが、そういう人って結構多いんじゃないかと思う。
NAVERまとめ以外でトップキュレーターを目指そうとしても、先述のようにどこも似たり寄ったりの現状。ジャンルが特化ものが多いので、同じように比較が難しいが、あえて使うとするなら「minp!>mery>まとめアットウィキ>FC2まとめ>カラキュレ」かな。ただこの手のキュレーションで簡単に一儲けできないのは、揺るぎない現実だと思う。
重要なのは「自分が書きたいジャンルは何なのか?それはどこで書くのはいいのか。」そして「他にはまとめられていない、良質の記事を書く。」この2点はどこでも共通していえることかもしれない。そう考えると、圧倒的なビューワーがいる「NAVERまとめ」が色んな意味で無難なんですがね(笑)
参考記事
→ NAVERまとめだけじゃない!話題のまとめサービス8選 – NAVER まとめ