6秒動画「Vine」と15秒動画「Instagramビデオ」はどう違うの?

vine_instagram
Instagramのビデオ機能がリリースされてちょうど1年が経とうとしています。短い動画の分野で2強を形成している6秒動画「Vine(ヴァイン)」と15秒動画「Instagram(インスタグラム)動画」、それぞれがお互いの強みを活かしてユーザーを増やしていっている状況です。

さてよく聞かれる質問が「VineとInstagram動画、どっちを使ったらいいの?」というものです。短い動画の同じジャンルに思われがちなのですが、この2つは全く違うベクトルに進んでいっています。そこで今回はこの両者の使い方をまとめてみました。

VineとInstagramの比較

「微動画ナビ Vine&Instagram微動画ナビゲーション」でこの両者の比較表をまとめておりました。

→ VineとInstagramを徹底比較 | 微動画ナビ

この比較をまとめたのが約1年前なので、現在の仕様とあっていない可能性もあります。しかしこの表をみたらわかりますが、そんなに違いはありません。そこで、大きく違う部分だけを4つを抽出して比較してみます。

最大録画時間

最大の違いはこの録画時間。Vineは最大6秒で、Instagramは最大15秒です。Vineの6秒はすべでを見てくれる可能性のある時間と言われています。逆にInstgaramの15秒は途中で飽きてしまう可能性もある。ただたった6秒ですべてを伝えるのにはかなり苦労がいるのも事実ですね。

再生方法

Vineの再生は動画を開いた時点で自動再生されて、しかもそれが繰り返しのループ再生であることが最大の特長。Instagramは、動画の再生ボタンを押さないと再生しません。

フィルター機能

Instagramの最大の特長である様々なフィルター機能が動画にも使えます。Vineの方がフィルター機能がありませんが、今後追加してくる機能かもしれませんね。

録画済の動画の使用

カメラロールに保存してある動画の使用に関しては、Instagramは使用可能ですが、Vineは使えません。ただVineの場合、最近は保存済の動画や、PCで作成した動画のアップロードも可能です。詳しい方法につきましては、下記をご覧ください。

→ BMBB.JP|[Vine] PCやiPhoneで作った動画をアップロードする色々な方法(2014年5月)

VineとInstagramビデオはどう使い分けをしたらいい?

さて本題に移ります。Vineとinstagramビデオの使い方をまとめてみますが、使用法というよりどういう人に向いているかをまとめます。

Instagramビデオの使い方

Instagramで友達を作らないと意味がない

Instagramでアップロードした動画は、もちろんFacebookやTwitterほか、多くのソーシャルメディアにシェアできます。しかし拡散性の意味ではやや劣ります。基本インスタ内でお友達をたくさん作らないと、多くの人に見てもらう可能性が低い。

Facebookとの連携

InstagramはFacebookが買収しているだけあって、最近はFcaebookとの連携も充実しています。インスタでアップロードする際にFBにもチェックを入れると、FB内で動画が再生できる仕様になったようです。FBを主に使っている人は、インスタ動画も方が向いていますね。(当たり前の話ですけど。)

ファッションや美容など女性向けの企業アカウント

インスタの写真は自分の日常を写した写真や動画がとても多い。その延長上で動画を使いたい方には、Instagramビデオで十分楽しめます。またオシャレなアプリの印象が強いので、ファッションや美容などの女性向けの企業アカウントも向いています。

またインスタは有名人も多く使われています。すでにインスタでフォロワーがたくさんいる方は、もちろんインスタ動画の方が有効

Vineの使い方

抜群の拡散性

先ほどの比較では書きませんでしたが、Vineの最大の特長の一つとして、「Revine(リバイン)」機能があります。これはTwitterのリツイートと同じで、Revineした動画は自分のフィードに流すことができます。

Vineをはじめたときは、フォロワーもそれほどいません。しかしVineでフォロワーをたくさん持っている人にRevineされると、いいねも爆発的につきます。数百や数千のいいねも夢ではない。

Twitterとの連携

VineはTwitterが買収しているので、Twitterとの相性も当然抜群。TwitterでVineの動画を閲覧するのもとても簡単です。そしてVineの動画はTwitterでリツイートされやすい傾向にあります。(画像ほどリツイートされませんが、インスタ動画に比べたら圧倒的に違う。)

動画コンテストやキャンペーン企画、ブログ埋め込みなど

動画コンテストなどを実施する際は、インスタよりもVineが使われているケースが多い。またキャンペーンなどにもたくさん使われています。(微動画ナビでキャンペーン活用をまとめています。少し前の情報ですけど。)

→ キャンペーン活用事例 | 微動画ナビ

なぜキャンペーンなどによく使われるのかというと、Vineの埋め込みコードの優秀性とループ再生の効果が大きいから。最近はブロガーなども写真にプラスしてVine動画をよく埋め込んでいますね。

簡単にまとめると

上記に使い方をまとめましたが、簡単にいえば「TwitterとFacebook、どちらをメインで使っていますか?」だろう。

Twitterをメインで使っている人は、そのフォローさんとの関係を保つ意味でもVineを使うべき。Instagramも使っている人が多いと思うが、インスタはプライベート用、Vineは多くの人の見てもらいたい動画を使ってはどうだろうか。

Facebookをメインで使っている人は、Instgaramビデオをうまく使うべきです。FB中心の人にVineの活用法を聞かれますが、それはかなり難しい気がする。どうしても拡散されたい場合は、Vineの中でフォロワーを増やすか、Vineでフォロワーがたくさんいる人にRevineをしてもらいましょう。