年々エイプリルフールの企業ネタ企画が進化していって、もう普通のネタでは話題にもならなくなってきてます。今年も各企業のご尽力によって、たくさんのネタが放出されました。
あまりの企画の多さに、全部を見てまわるのって大変ですよね。そこでTwitterで最も拡散されたツイートやサイトを厳選してベスト3だけまとめてみます。また最後に今年の傾向をまとめてみますので、企業のエイプリルフールの担当者はぜひご参考ください(笑)
(すべてチェックしきれてないかもしれません。漏れていたらごめんなさい。)
最もリツイートされたツイート・ランキング
<第1位・26800>グリコ
ポッキーはまさかの職人の手仕事だった! pic.twitter.com/KIes0vADm8
— グリコ広報 (@glico_PR) 2014, 3月 31
このツイートが26000リツイートを超えてダントツのトップ。思わずリツイートしたくなる、ほんのり甘いネタですな。納得の結果。
<第2位・6400>キリン
【速報】世界最小ビール?! 「キリン 一番搾り mini」新発売! 本日から全国で発売します。ぜひお試しください。 #エイプリルフール pic.twitter.com/mBH0ngp8ad
— キリンビール / KIRIN BEER (@Kirin_Brewery) 2014, 4月 1
Twitterでネタを投稿しているところはハッシュタグ「#エイプリルフール」を使っているところが多かった。缶の色々なサイズを並べてるけど、1mlってあんなに小さいんだ。
<第3位・4000>TwitterJP
Twitterには間違った情報が多いとおっしゃる皆さまのために、ツイートに「デマ報告」ができる機能を追加しました。ツイートに表示される報告の数をもとに情報の真偽をご判断いただけるので、安心してご利用いただけます。 #4月1日 pic.twitter.com/eORR0u55n5
— TwitterJP (@TwitterJP) 2014, 3月 31
ソーシャルメディアのサイトがこういうネタが簡単に作れるね。(画像をチャチャッと加工したらいいわけだし。)お金をかけない企画でいえば、ダントツの安さです。
最もツイート数が多かったサイトランキング
<第1位・3700>窓の社
→ マックロソフト、延長サポート終了後のXPの壁紙「草原」を「焼け野原」に – 窓の社(やしろ)
ソフトまとめサイト「窓の社」が堂々の1位。「マックロソフト」と素晴らしいネーミングに、ページの文章もユニーク満載。XPを焼け野原にするのもいいけど、IE6を世の中から抹消して欲しい。
<第2位・2800>船橋市民映画祭
ふなっしーが登場するポスターを5つ並べたサイト。ポスターの出来も素晴らしくて、ふなっしー人気も手伝ってこれだけのツイート数だろうなと。さてこのサイト、来年はどうなってるのかな。
<第2位・2700>少年ジャンプ
→ 少年ジャンプが生まれ変わる!ジャンプはオシャレ少年漫画誌へ。『週刊少年ジャンプティーン』公式サイト
週刊少年ジャンプがセブンティーンのパロディ表紙にして、トップページにポップアップで登場。
筆者のお気に入りを3つセレクト
はなまるうどん「マグマあんかけうどん」
→ 西之島新島出店!「マグマあんかけうどん」新発売。|はなまるうどん
個人的に大好きなのはこれ。YouTubeの再生回数も1日で5万を超えている。よくもまぁこんなアイデアが浮かんでくるもんだね。
講談社「体毛を電子書籍理リーダー」
→ あなたの体毛を電子書籍理リーダーに。講談社から世界初ウェアラブル一体型電子書籍端末「kebo」が発売!
ケボじゃなくて、ケボーらしい。サイトも作りこんでて、お金がかかってるなぁという印象。
テレビ東京「絶対にすべらないバナナ」
テレビ東京ががんばってたので、入れてみた。サイトを開くと、バナナの歩く音が爆音で流れます。ぶっちゃけ言うと、上下の長くて全部まで見ていません。
今年の傾向から考察してみる
まずツイート数が1000を越えるところから、わずか数十のところまで様々だったですね。このネタを作るのに、どこも経費はかかっているはず。どこでそれを回収するかといえば、見てもらってナンボですよね。
これだけエイプリルフールネタが増えてくると、サイトの訪問者を多く抱えてるとこか、ソーシャルに強いとこか、よっぽどネタが突き抜けているかでないと、アクセスが集まりませんわね。折角力を入れたのに、結果が出ていないところが山ほどあるだろうなと推測します。
サイトの作り方も、特設サイトを作っているところと、通常のページに追加で作っているところと、半々だったように思う。通常ページに作る場合だと、サイト内誘導はうまくいくだろうけど、4/1が終わるとそれを表示するところがなくなってしまう。やっぱりアーカイブ化させた方がいいと思うけどな。
先ほどのランキングでみても数字が出てるように、Twitterのツイートで終わらせてる企業も多かった。そしてその方がリツイート数もかなり数字を出してる。サイトを作る経費が絶対にかかるわけで、こういうネタならばTwitterで済ませちゃう方が費用対効果で考えたらいいかもしれない。
何よりも今年のネタの数は多すぎです。よっぽどの企画でないと注目されない。こうなったらフライング気味に3/31で出すか、1日出遅れの4/2に出すかの方が目立つかも。各企業の担当者の皆さん、来年もぜひがんばってネタを提供してください。