YouTubeなどの音源を引っ張ってくる音楽アプリやWebサービスは前途多難

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音楽をYouTubeやSoundcloudで聴くということが完全に一般化してきた。海外はYouTubeに公式MVをリリースすることはもう当たり前だし、日本でもそういう傾向になりつつある。

そのYouTubeの動画や音源を使って、便利な機能をつけたりラジオ的なものにしたりと、スマホ用の音楽アプリやWebサービスもたくさんあります。しかしそれを取り巻く環境は少し前から様変わりしてきました。これからは前途多難かもしれないこのジャンルについて、乱文的にまとめてみます。

「Songdrop」でYouTubeが再生できない!

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「Songdrop」に関して、前のブログでも記事を書いたが、大変気に入ってるサービス。

→ YouTubeなどWeb上の音楽を整理できるクールな音楽系SNS「Songdrop」が凄すぎる! | ブルマンぶるぶる

その「Songdrop」だが、ずいぶん前から洋楽のほとんどが再生できない。というのも、YouTubeの洋楽はほとんど「VEVO」が動画を管理していて、YouTubeでの再生以外はブロックをしているよう。(このブロックの基準がよくわからないのだけれど。)日本でも一部のYouTubeチャンネルでは同様の現象がみられる。

YouTubeを再生させるラジオ的なサービスは山ほどあるけど、他ではどうなのかはよくわかってない。「ぜひともYouTubeで視聴しろ!」ということだろうが、埋め込みコードを発行していることと大きく矛盾するよね。この手のサービスは軒並み弾かれる可能性があるね。

巨悪の根源は「VEVO」にあると思うが、最近海外のアーティストの中にはVEVO離れしている人もいる。より聴いてもらいたいアーティストやサービスで一儲けしたい開発者が頑張るか、それとも「VEVO」が独壇場を守るか、って構図だろうか。

「無料音楽アプリ」がAppStoreから軒並み姿を消す

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2014年5月頃、AppStoreの無料アプリランキングの上位を占めていたのが「無料音楽アプリ」。特に「iLoveMusic」はiOS、Androidともに大人気だったのだが、AppsStoreでは姿を消すこととなったよう。(Android版は現在もダウンロード可)

→ 数千万曲が無料で聴ける音楽アプリ 「iLoveMusic」の凶悪すぎる実態 – Ameba News [アメーバニュース]

この「iLoveMusic」をはじめ、ほとんどの無料音楽アプリは、中国のストリーミングサイト「Xiami」からデータを引っ張ってきている。

→ AppStoreで人気の「無料音楽アプリ」5つを通信解析してわかった音楽無料提供の仕組みとは (iLoveMusic・MusicCloud・DropMusic・Music Stream・Music Bank)

この「Xiami」は楽曲を使用する際の許可を一切取っていないよう。つまりグレーなサイトのデータを取ってきてアプリを作っているわけだから、そのアプリもグレーだということ。

Androidにはこの手のアプリは多数あるみたいだけれど、AppStoreでは完全に一掃している。しかしまた違う手法を考えて類似のサービスは出てくるだろうけどね。

音楽ストリーミングサービス「ex.fm」サービス終了

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Web上やアプリで音楽をストリーミング再生できたサービス「ex.fm」も5月19日にサービスを終了していました。

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2013年12月に終了をアナウンスしていて、それを延長していたようだが、今度こそ本当に終了のよう。このメールによれば、次のサービスを提供するとも書いてあるが。

「ex.fm」は決してブレイクはしなかったけれど、とっても使えるサービスだった。音楽系のアプリは移動中だと使えないものが多いんだけど、このアプリは比較的使えてたしね。このメールに気がついたときにはすでに時遅し、お気に入りのリストもすべて抹殺となってしまった。残念で仕方ない。

サートバーティ製の音楽アプリは生き残り不可能?!

音楽を取り巻く環境は、iTunesなどの「ダウンロード」の時代から、Spotifyをはじめ「ストリーミング」の時代に入ってきている。しかしそのストリーミングは、使用許可を取っている大手のサービスのこと。当たり前の話だが、無料で聴かせるグレーのサービスは、取り締まりの標的になってる。

6月に上陸が噂されてるSpotifyも、日本でのサービス開始は未だアナウンスがない。権利の問題が様々な障害になってるのは間違いない。もう避けては通れない時代なんだから、変な利権にこだわらないで、とにかく早く整備すればいいのにね。それをちゃんとすれば、グレーなサービスも登場しないはずなんだけど。

上記でまとめた3件とも、事情は全然別だけど、この手のサービスは厳しい時代になったのは間違いない事実。スマホがこれだけ普及した要素として「無料で音楽が聴ける」というのは一因としてあったような気がしてる。グレーな部分が大いにあったにせよ、何だか寂しい感じがするのは気のせいか。