大晦日テレビ戦争も、昔に比べたら静かになった印象がありますが、それでも1年で一番テレビが観られる日。各局ともにバラエティに飛んだ内容を放送しておりました。
さて2013年、個人的には「第65回NHK紅白歌合戦」(以下、紅白)を中心に、「絶対に笑ってはいけない地球防衛軍24時」(以下、ガキ使)をちょこちょこいきながら、TBS「ボクシング」を観るという浮気モノでしたな。Twitterでみても、「紅白」と「ガキ使」が多かったように思う。NHKと日テレ以外の番組には申し訳ないのですが、この両者の視聴率をネットの動向から勝手に予想してみました。
(この記事は2014年1月2日午前11時に書いております。)
ツイート数を調べてみる。
12月31日午後6時から24時までの6時間のツイート数をYahooリアルタイム検索で、調べてみる。主なキーワードの「紅白」で336874件、「ガキ使」82308件でしたね。もちろんこのキーワードの入っていないツイートもカウントしないといけないのだが、メインのキーワードからも紅白の圧勝だ。
Buzzterで常にホットキーワードをチェックしていたが、上位は尽く「紅白」だった。「ガキ使」以外のキーワードがあまり入ってこなくて、テレビ朝日の「今年スゴかった人全員集合テレビ2013」の方が目立ったくらい。
大島関連バズりまくり。 #NHK紅白 pic.twitter.com/OdDhi1ltER
— Shinichi KOSAKI (@bluesman7777) 2013, 12月 31
AKB48の大島優子が卒業宣言をした瞬間の上位のキーワードがこれ。いかに「紅白」が強かったのかがよくわかる。
ニコ生の「年末年始ぶっ通し78時間全局テレビ実況」
ニコ生では大晦日から正月3日間ぶっ通しで、テレビ実況をするという企画を進行中。「紅白」終了時のトップ画面をスクリーンショットで撮っておいたが。
[φ(`д´)メモメモ…] 紅白終了時のニコ生トップ画面 pic.twitter.com/Z92gJIaZX2
— Shinichi KOSAKI (@bluesman7777) 2013, 12月 31
ニコ生ではNHKと日テレが接戦をしていた。ニコ生ユーザーの層によるものが大きい気がするが、この数字は2強だったということを証明するものかな。
話題づくしのNHKの戦略
今年の紅白はてんこ盛りの内容。「あまちゃん」からは全員集合してたし、「八重の桜」は綾瀬はるかを司会にして「あまちゃん」に負けないという気合が入りまくり。ふなっしーは大暴走はしてたし、今でしょ!の林先生や、「半沢直樹」からは黒崎検査官など、今年話題になった人やモノなどモリモリの内容でした。
今「イェーガー」と呟いた方、後ほど職員が受信料を回収に伺いますのでよろしくお願い致します。 #NHK紅白 #NHK
— きんぴらinC85 (@kinpira_tako) 2013, 12月 31
こんなツイートがRTを稼いでいたが、「進撃の巨人」主題歌のLinkedHorizonが出てきたり、AKB48大島優子の卒業宣言、サブちゃんの紅白引退などなど、4時間半を飽きさせないよう話題を作っていった感じがする。若年層にウケそうな話題ばかりではなく、前半に登場した「細川たかし」は「日本の歌は素晴らしい」とトレンド入りしていたし、泉谷しげるや美輪明宏も話題になってましたね。
テレビ局の中でビックデータ(私は主にTwitterだと思っている)をうまく活用しているのはNHKだろう。2013年「あまちゃん」が大ブレイクしたのも、Twitterによる効果も大きい。出演者の順番や話題の出しどころなど、ネット層を意識しての構成じゃないだろうかとも思ってしまう。それだけNHKの戦略が素晴らしかった。
「紅白」が50%にかなり近づくと予想
過去の視聴率をまとめたサイトがあったので、そちらから引用。
→ 大晦日番組視聴率 – 早見表・一覧表 – Auroral Rays
民放各局の落ち込みがすべて「紅白」に流れるんじゃないかと、いたって普通のことを予想してみる。「ガキ使」は昨年よりも3ポイント程度落とすとみて、「13%」。さて問題の「紅白」だか、50%までは届かないが5ポイントアップの「47%」と予想してみる。Twitterからはそれぐらいの数字が出てもおかしくないように思えたが。あくまでも適当な予想ですので、大きく外したらごめんなさいm(__)m
「絶対に笑ってはいけない」が始まって以来ずっと観てきたが、ほとんど観ていない。完全にマンネリした印象で、昔のように腹を抱えて笑えることがなくなった。最近、お笑いブームが去ったいう記事を目にするが、それも頷ける。「お笑い」の番組よりも、「話題」の番組をみてしまう傾向はこれからのキーワードかもしれない。