山口県防府市で「RUN撮り」といって、カメラのセルフタイマーを使って撮影されている原さんという方がおられます。
この上の写真、山口県長門市の湯本温泉って場所なんですが、桜が満開の季節に撮影されているようです。こんな素晴らしい温泉地なんだと改めて認識しちゃいますが、その温泉地の有名な老舗旅館が本日倒産したというニュースが流れてきました。
山口県長門市・湯本温泉の老舗ホテル「白木屋グランドホテル」が事実上倒産 http://t.co/5DjJrRHyCM 04、07年には将棋の名人戦も行われました
— 毎日新聞・デジタル編集部 (@mainichijpedit) 2014, 1月 31
毎日新聞の地方版に掲載はされるでしょうが、毎日新聞デジタル編集部がツイーとするとは思いませんでした。おかげでその旅館さんのHP、激重でまともに開きませんでしたね。それくらい小さな地方にとっては超ビックニュースでした。
そんなニュースを聞いて、ちょっと思ったことツラツラと書き綴っていきます。
大変お世話になった旅館
この旅館さんには仕事面からプライベートの面までお世話になりました。仲人もお願いしたし、当然挙式もそうだし、何かの集まりには利用させていただきましたし。だいぶ前から「あそこは危ない」って噂にはなってたし、いつかこういう日がくるかもとは思ってましたが、現実にこういうニュースを耳にすると切ないですね。今まで本当にお世話になりました。
「人の不幸は蜜の味」じゃない!
「人の不幸は蜜の味」ってことわざがありますが、こういう話題を楽しがる人がいます。うちは関係ないと思っていても、このニュースの影響はかなり大きいと思いますね。
まず温泉地にとって大ダメージ。この話題、かなり広い範囲で広がっていますので、少なからず風評の影響が出てきます。それによって、連鎖倒産みたいな空気が出てこなければいいんですが。
「人の不幸は蜜の味」じゃなくて、それはかなり苦い味になる。まず温泉地は全力でPRしないとだめでしょうね。もうこうなったら自虐的でもいい。「◯◯温泉を助けてください!」ってキャッチやら、「◯◯温泉救済キャンペーン」で平日宿泊代半額のプランなど。「ソーシャルメディアでシェアしていただいた方は抽選で無料にします!」など出来ることは何でもやった方がいい。今タダで色んなことができるんだし。
温泉地だけの問題じゃなくて行政も褌を締めないと、この影響は計りきれない気がします。上記の写真のようにあんあ綺麗な桜が咲くところなんだから、まだ可能性はあるはず。
地方の人口流出が止まらない
都道県別の転入、転出超過人数(山口新聞朝刊) pic.twitter.com/O0DsXtdNs2
— Shinichi KOSAKI (@bluesman7777) 2014, 1月 31
話は少し変わりますが、山口新聞の朝刊のトップにこんな記事がのってました。
2013年の人口移動報告の表ですが、東京圏、宮城、愛知、大阪、福岡以外は軒並みひどい数字です。2020年の東京オリンピックに向けて、東京圏への移動の流れは加速しそう。
今日は、老舗旅館の幕が降りるニュースと人口流出の記事、地方の多難な時代を感じられずにいられませんでした。