今、生配信ができるサービスといえば、Ustream(ユーストリーム)、ニコニコ生放送、Twitcasting(ツイキャス)、YouTubeLiveが有名。個人の配信であれば自分の好きなところで配信すればいいと思うが、その日限りのイベントや討論会など公式的な配信をする際にどこを使うか大変迷います。
- Ustreamは一番公式的な感じだけど、閲覧環境が不安。ビューワーも集まるかどうかわからんし。
- ニコニコ生放送は有料で広告を出せば、ある程度のビューワーは集まるかも。だけどニコ生で流す内容かなぁ。あとコメントが荒れるかも。
- ツイキャスはスマホでも簡単に見れるのはいい。だけど画質がねー。
- YouTubeLiveはあとでYouTubeに自動であがるのはいい。だが閲覧環境が不安なのと拡散できるかどうか。
私も昔はUstreamで配信をして、その録画をYouTubeにあげるという方法でした。しかし今の生配信って下記の点が重要かと思います。
- スマホでも簡単にみれること。
- じっくり観たい場合はあとで録画(ま、YouTubeですけど)があること。
- やっていることを忠実に配信することが重要。映像よりも音声。そして何より配信が途切れないこと。
- コメントが気軽に打ちやすいこと。
こう考えると生配信は「ツイキャス」、録画は「YouTube」の組み合わせがベストかもしれません。ただし、配信する内容によってはそうとも言い切れない場合があるかもしれませんが、だいたいツイキャスで十分なんですよね。
ということで、「ツイキャスで一発モンの公式的な生配信をする際」の心得14にしてみました。ご参考まで。
1)ツイキャスアカウントはTwitterで取得
Facebookだと個人でしかアカウントが取れません。アカウントはTwitterで取得しましょう。
その際、プロフィール写真や説明文はきちんと入力しましょう。それがツイキャスの説明文にも反映します。
2)ハッシュタグを決めておく
Twitterアカウントを取得する際のIDも悩みますよね。そして一緒にハッシュタグを考えましょう。日本語でもOK。検索や拡散にとても使えます。
3)カメラやマイク、ミキサーなどのチェック
1台のカメラで簡単なマイクで配信する設定から、複数台のカメラをビデオミキサーにつなげて、マイクも何本もつなげるような配信まで、色々だと思われます。ただしツイキャスなので、表示される画角は420×270程度。高画質のYouTubeが別にあると考えれば、ツイキャスの方はそれほど気にしなくていい。
配信に使うマシンがビデオカメラ、ビデオミキサー、音声ミキサーなどをちゃんと読み込んでくれるかを絶対チェックしておきましょう。
4)配信するマシンで前日にテスト配信をしておく
「ああ、ツイキャスだったら配信したことがあるから大丈夫!」という安心感が落とし穴です。本番直前ではなく、前日に必ず配信するマシンでテスト配信しておきましょう。
よくあるトラブルがFlashPlayerに関するトラブル。ツイキャスはFlashPlayerを使って配信しますが、ブラウザによって環境は異なります。特にChrome系のブラウザを使われる場合は特に注意が必要。配信できるか必ずチェックしておきましょう。
そしてこのテスト配信は本番で使うアカウントではなく、別のアカウントでされた方がいいです。
5)ソーシャルやブログなどでURLを知らせる
新規で作ったTwitterアカウントなので、ほとんどの人が存在すら知りません。「明日、配信します!」というお知らせをソーシャルメディアやブログなどで、そのツイキャスアカウントURLをお知らせしておきましょう。ソーシャルメディアに流す際は、ハッシュタグを忘れずに!
Facebookのイベントページを利用するのも一つの手かもしれません。
6)配信時間分を計算して延長コインを溜めておく
ツイキャスは30分しか配信できません。差し入れの延長コイン5枚でもう30分配信できます。2時間の配信をしたいのであれば、3回分の延長コイン15枚を入れておきましょう。なお、この差し入れは前日でも入れることができます。
Facebook、Twitter、mixiでそれぞれ100ポイントはあります。自分だけでは無理であれば、友達にもお願いするか、アカウントを量産するか、方法はご自分でお考え下さい(笑)
7)万が一、ツイキャスが使えない時のことも頭に入れておく
ツイキャスの公式Twitterでメンテナンスなどの情報をツイートしてくれるので、そこはチェックしておきましょう。
→ https://twitter.com/twitcasting_jp
本番でいきなり配信できないというトラブルが起きる可能性もあります。その代替をどこで配信するかは、考えておきましょう。これを考えておくだけで、いざという時の対応が違います。
8)本番前に別アカウントでテスト配信
さてここからは本番の話。カメラやマイクの設置ができたら、まず別アカウントでテスト配信してみましょう。
ここで一番重要なのは回線の問題。環境によって全然違うので、配信に安定しているかの確認はしっかりしておきましょう。
9)「はじめてのツイキャス」を狙う
今まで別アカウントでテストしていましたが、ようやく本番用のアカウントが登場。
ツイキャスのトップページに「はじめてのツイキャス」という部分があります。これは初めての配信を開始してまだ3時間未満のユーザーを優先的に表示してくれます。
最近はツイキャスで配信する人が増えてきたので、なかなか表示しないかもしれませんが、こんな便利なものを使わない手はありません。
10)本番よりも少し前にアイドリングで配信開始
「午後13時から討論会スタート」といったときに、少なくとも10分前には配信はスタートさせましょう。私は30分前ぐらいにはスタートさせます。
なぜ早く始めるかというと、何かトラブルが起きたときに対処するためです。本番と同時で配信すると、トラブルのときにどうすることもできません。
ツイキャスの録画にはもちろんそのアイドリングの部分も残りますが、後日録画をYouTubeにあげることを考えれば別に気にしなくてもいいと思われます。
どうしてもツイキャスにもきちんと録画を残したい方は、アイドリングで一度配信を切って再度配信を開始すればいいです。
11)配信開始したときの最初のショットが超重要
配信を開始したあとの約20秒までの間のショットが、その動画のサムネイル画像になります。それを頭に入れておいて、最初に何を流すかを考えておきましょう。タイトル画像などを入れられる人はそれを用意しておくといいかもしれません。
12)出来ればコメント担当スタッフを用意
カメラ班が数人いたり、音声班がいたり、またすべてを一人でやらないといけない場合もあるかもしれません。そのときに、ツイキャスのタイムライン班も頭に入れたほうがいいです。
その現場で起きていることや配信の内容をコメントするのはとても重要です。拡散目的のためではなく、観ている人のためだと思いますね。
13)「盛り」と呼ばれるアレ
閲覧ページを何枚か開いて、ビューワーがたくさん観ているようにすることを「盛り」といいます。ツイキャスは同時接続が30以上になると、おすすめ配信としてトップページにきやすくなります。ただ最近はツイキャスの人気で30以上の番組はゴロゴロありますし、「盛った」配信はトップにこない傾向もみられるみたい。
一発モノの配信の場合、ツイキャスのサポーターも当然いないわけで、盛った方がいい場合もあります。しかし、あまりおすすめする方法じゃありません。当たり前ですが、自然にビューワーが増える方がいいですよね。
14)録画のタイトルをきちんと変更
無事配信が終わりましたら、ツイキャスの録画をチェックしておきましょう。その際、録画タイトルを必ず変えておくこと。適切なタイトルを設定するか、あと4人が録画を視聴すると「夢の島」へ録画が移動される心配がありません。