1975年の今日、「およげ!たいやきくん」が発売された日だそうだ。売り上げは500万枚を越えているらしく、日本のシングル売り上げ第1位は、約40年たった今でも抜かれていない。
レコード会社はおいくら万円儲かったんだろうか。
本日の山口新聞朝刊に下記のようなコラムが掲載されていました。
この楽曲は国税局が童謡とみなし物品税が免除され、レコード会社に膨大な富をもたらした。たい焼きはやがて釣られて食べられるという童謡らしからぬシリアスな内容と少しもの悲しげなメロディーは、この世相を反映していたのかもしれない。
(山口新聞/2013年12月25日朝刊)
「物品税」って今では聞きなれない言葉だけど、1989年消費税が導入される前まであったんですな。(詳細はWikipediaからどうぞ。)そして「およげ!たいやきくん」のWikipediaからは、すごいことが書いてあった。
シングルの印税は子門・なぎら共に買い取り契約だったため、売上げに応じた歌唱印税は支払われず、子門は5万円、なぎらは3万円の吹込料の支払いにとどまった。しかし、子門には後にヒット記念としてレコード会社から100万円と白いギターが1本贈られている。
(Wikipedia)
日本第1位の曲を歌っている人に、たったの3万円とは!!!
当時と今では、楽曲制作や販売形態など諸々ずいぶんと違うだろうが、それにしてもこの金額は驚き。当時はシングル盤が300円ちょっとのようだが、×500万枚にするとかなりの額です。キャニオンレコードから発売されたようだが、そりゃ儲かったでしょうな。
しかしB面の曲「いっぽんでもニッポン」をなぎら健壱が歌っていたことも、プチトリビアで(笑)
なんともシュールな曲だよねぇ。
久々に聴いてみたくなったので、ようつべで検索。ミュージックビデオをちゃんとみたのは、初めてかもしれないのだが、何ともシュールな曲ですなぁ。
これからもこの記録は不滅だろう。
「今年のCD売り上げはどれくらいなんだ?」と気になって調べてみたところ。
→ オリコン2013年 年間 音楽&映像ランキング-ORICON STYLE ミュージック
CD不況と言われながらも、結構売れてるんですな。しかしこのラインナップ、ネット界隈で騒がれてますがまぁひどいの一言。口パク歌手で埋まっております(笑)
この音楽事情を考えると、「およげ!たいやきくん」の偉大な記録は永遠に不滅かもしれません。